歯が生えてきた気分のインプラント

歯が折れてインプラントにしたこと

歯が生えてきた気分のインプラント 自分の前歯が本物の歯でないということを知っているのは、自分本人と家族しかおらず、私はこれを恥ずかしいと感じています。私の前歯はインプラントで、つまり完全なる偽物の歯なのですが、インプラントそのものが恥ずかしいというよりも、これをつけることになってしまった原因に恥ずかしさを感じているのです。私は日頃からウィンドウショッピングが大好きで、休日になると街中に出て行き、そこでいくつものショップに立ち寄ります。一応就職をして定職には就いているものの、そう高月給でもないため、購入するのはほどほどにして、ウィンドウショッピングを楽しむことが主となっています。そんな私は以前、ふと目に留まったウェディングドレスに釘付けになってしまい、しかしそのまま歩いていたところ、目の前の段差に気がつくことができず、前方に転倒してしまいました。顔面から地面にぶつけた私は、自分の口の中にボロボロとした物がたくさんあることに気がつき、急いで手持ちの鏡を見てみると、なんとそれは折れてしまった前歯であり、折れているどころか砕けてしまっていたのです。

そうして私は歯医者さんにかかったところ、差し歯よりも綺麗だというインプラントを勧められました。私はこれに対してお金が高いことはわかっていましたが、1番に目立ってしまう部分であるため、綺麗さを重視しました。ただ転倒しただけならまだしも、ウェディングドレスに見とれていたということに、恥ずかしくて仕方ないと思っています。

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